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『中村彝展』図録(日本経済新聞社/1967年) [中村彝を知るための45冊]

 

 日本経済新聞社の主催による『中村彝展』は、1967年(昭和42)と1973年(昭和48)の二度にわたって開かれています。この図録は、1回目の1967年(昭和42)に出版されたもので、新宿ステーションビルの6階を会場とし、彝の画業を顕彰する当時の「中村会」も全面的に協賛しています。作品のカラー画像がわずか7点しか掲載されておらず、あとはモノクロの画像ばかりですので作品の詳細はつかめませんが、彝の友人である鶴田吾郎が「新宿と中村彝」という一文を寄せています。彜の仕事の全貌を知るには、少しもの足りない内容ですが、薄めの図録ですので身近において手軽に参照するには最適な1冊といえます。
 数多く刷られたせいか、1967年(昭和42)と1973年(昭和48)の両図録とも、古書店や古本ネット通販でかんたんに入手することができます。また、ほとんどの美術館などの資料室やライブラリーでも閲覧することができます。


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