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『茨城県近代美術館紀要』第4号(茨城県近代美術館/1996年) [中村彝を知るための45冊]

 

 中村彝に関する最新研究の「紀要」第4号には、舟木力英・著の「中村彝と西洋美術」が掲載されています。中村彝が影響を受けた画家たちについての、まとまった考察による研究論文です。各時代とともに移りゆく彝の描画表現と、それらの時代にもっとも影響を受けていた西洋画家たちの作品とを、具体的に図版を例示して対比させながら、彝が残した作品の全体像に迫ろうと試みています。その影響が顕著な西洋画家として、シスレー、ルーベンス、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、レンブラントなどが挙げられています。
 美術館の資料室やライブラリーには、たいがい収蔵されています。また、本書は現在でも販売中で、茨城県近代美術館のミュージアムショップ「ノービス」で購入することができますが、一般の書店では扱っていません。ミュージアムショップでは通信販売も行っていますので、詳細は下記へお問い合わせください。
  茨城県近代美術館 ミュージアムショップ「ノービス」  TEL.029-243-8765
   〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1

表紙写真は、最新の『茨城県近代美術館紀要』第12号。


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