東京近美で「エロシェンコ」競演。

　

　東京国立近代美術館で、中村彝「エロシェンコ氏の像」と鶴田吾郎の「盲目のエロシェンコ」が、2作並べて同時に展示公開Click!されます。2作品とも、1920年(大正9)9月9日から9月16日までの1週間かけて、下落合の中村彝アトリエで彝と鶴田吾郎によって制作Click!されたものです。東京近美での展示期間は、10月18日(土)から2009年1月12日(月)までの3ヶ月間です。2作品が並んで展示されることはめったにありませんので、ぜひこの機会にご覧ください。
　また、「盲目のエロシェンコ」を所蔵する新宿中村屋からもう1点、1914年(大正3)に中村屋の長女である相馬俊子を描いた「小女(少女)」も同時に出展されています。

※写真は、中村彝「エロシェンコ氏の像」(左)と鶴田吾郎「盲目のエロシェンコ」(右)です。